ツクモツムギ「波のまにまに」

 「ツクモツムギ」は倉樫澄人/N.G.P.の制作物です。

「波のまにまに」はpmdの制作物です。

記録にはこれらの内容を含みます。

 

クリスマスの夜、待ちきれなくて、少年は布団を抜け出し、プレゼントの包みを破った。

月明かりに翳した、ヒーローの剣。

正義を行う、輝ける刃。

それを見上げる瞳も、純粋に澄み渡り、輝いていて―—

 

「たけちゃんの、あのキラキラした眼はどこに行っちゃったのかなあ」

ここは警視庁捜査五課。怪異事件の捜査を受け持つ特殊な部署です。
椅子の背を軋ませて天井を仰ぎ詠嘆するのは、ヒーローの剣(のおもちゃ)の付喪神、星(ヒカリ)。長い黒髪をポニーテールに束ねた、クールで知的な美貌の女性です。ヒーローのおもちゃの付喪神という性質上、正義を行うことには常にためらいがありません。

「竹ちゃんはやめろ。全くうるせえ付喪神だぜ」

タバコのフィルターを苛立たし気に噛んで毒づくのは、捜査五課の捜査官、陽彩 竹虎(ひいろ たけとら)。ヒーローに憧れる少年時代を過ごし、今でもその気持ちは変わっていません。しかし、現実の厳しさに出会った彼は、その憧れを覆い隠し、冷笑的な言動でそれを繕うようになりました。
ヒーローへの憧れ、なによりヒーローとはどうあるべきかという理想そのものを体現したかのような付喪神、星との出会いは、彼の劣等感を刺激することになったようです。


二人が今回立ち向かう事件は、「電車の中で次々に溺れた乗客が病院に搬送された」というもの。

まずは事件現場から保護された少年に話を聞く必要がありそうです……

 

短く簡潔ながらも色々とジメジメした内容のシナリオを、からっとした二人が華麗に解決してくれました。

必殺技をかっこよく決めてくれて嬉しかったです。

二人の物語が動き出した感じもあり、ここからが楽しみですね!