ツクモツムギ「わらってわらって」

 「ツクモツムギ」は倉樫澄人/N.G.P.の制作物です。
記録にはその内容を含みます。

 

「インスタに上げた写真に、ニタニタ笑ってる女が写り込むんです。これってハッキングですよね?」 

警視庁のサイバー犯罪窓口に届いた通報が、その異常性から捜査五課の管轄となります。インターネットに現れる怪異は、捜査五課の大方針である「怪異の秘匿」を根底から揺るがせてしまう危険があります。
かつてヒーローに憧れた気持ちをどこかでくすぶらせている、捜査五課の警官にして巫覡の陽彩竹虎(ひいろたけとら)と、"正義のヒーローの剣のおもちゃ"の付喪神という性質からかパワフルでまっすぐな性質の付喪神の星(ヒカリ)が、今日も難事件に挑みます。
基本的にネットやらIT技術やらには弱そうな二人でしたが、捜査技術と怪異相手の戦闘技術は完璧。突然現れた「鬼門衆」を2ラウンド目を待たずに蹴散らし、"正二位"芦屋定女も圧倒的な戦技で制圧し、逮捕してしまいます。
「鬼門衆」の目当てはもちろん、電子の怪異を衆に引き入れること。そして、怪異の秘匿を大々的に打ち破ることです。
それを阻むためには、「電子の怪異」の事情を読み解き、対策を考えるほかないのですが……

今回は、シナリオを考えた私でも想定外なほど、美しく優しい結末を迎えたセッションでした。
この二人でなければ辿りつかなかったエンディングだと思うので、とても感慨深かったです。
相変わらず仲良くにぎやかだった二人が、今回はすれ違ったり、取り乱したり、不穏な雲が立ち込めたりもしましたが……
そういった感情の機微を「言紡ぎ」で表現するのも素晴らしかったですね!