天才軍師になろう「突撃しか命じない男」

「逆転戦略RPG 天才軍師になろう」は平野累次/冒険企画局の制作物です。
「突撃しか命じない男」は泉井夏風氏の制作物です。
記録にはこれらの内容を含みます。

 

「禁忌の森」の木々が落とす不気味な影の下に、一つのより色濃い影が躍り出る。
突風のように地を駆け、巨大な骨を軽々と振り上げ、特徴的なアンバーの髪が風の中にばらりと開く。
強固な獣骨の致命的な一撃を今受けようとしているのは、斧を持ち、鎧を着た一羽のペンギン。

「強者は誇りをもって、得物を振るうべき」

獣骨を振るうのは、小麦色の肌の少女。

 「……子供に武器を振るうのは、誇りではありませんよ」

ペンギンが呟く。

二人の攻撃がぶつかり合ったその刹那——

「両者、そこまでだ」

厳かな声が響き渡り、梢から射すわずかな木漏れ日に青い毛皮がきらめいた。
そこに現れたのは、鋭い瞳に確かな知性の輝きを宿す禁忌の森の賢き狼——「魔狼」の姿だった。

 

そんな前日譚を経て始動した天才軍師になろう、完走してきました!

われらの天才軍師は軍師クラス「嘘つき」を取得。知性を持つ禁忌の森の魔物である魔狼、アセナ。心の声を伝える力を駆使して、英傑のルーを知略を備えた恐るべき逸材として演出します。その陰にはある思惑が……
冷たい刃のような策謀と、隠しきれない切なる感情の表現のバランスが巧みでした。

アセナを従え、禁忌の森からやってきた少女、ルーは「森の子」のクラスを持つ戦略級英傑。誰にも予想できない速さで戦場を駆け巡り、嵐を巻き起こします。その正体は舞台となる国、「心臓の国」のかつて失踪した姫、ルクリア王女。心臓の国の王、禁忌の森の長、二人の父に見守られて輝かしき勲しを紡いでいきます。

 私の戦略級英傑は、「氷将」アイアリック 。防御に長けたペンギン獣人です。大寒波で家族を亡くし、放浪しているところを心臓の国に拾われた客将。心臓の国の王家を思う気持ちは誰にも負けません。最終的にはルクリア姫の過保護なじいやと化してました。

熱い盛り上がり、ヒリヒリしすぎて焦げそうな戦闘、このメンツだけで紡がれた物語…
「天才軍師になろう」の、余白を大いに楽しむナラティブ性の強みが極限まで出たセッションでした。楽しかったです!